~振動解析を体験実習から始めてみませんか~
「ハンマリング試験から始めるモード解析入門」
ホームランは打った感触がなく、つまった内野ゴロは手がしびれます。
金属バットの振動を調べて理由を考えてみよう。
二刀流の大谷選手はすごいけれど、ホームランと振動の関係? 難しそうですね。
振動と聞くと難しいイメージが浮かぶようですね。
金属バットをハンマリングしたデータから、バットの振動モード形(どんなふうに振動しているか)を描いて可視化してみましょう。
シミュレーションと実験はどちらが正しいのですか?
その質問に答える前に、まずはFreeCADのFEM(有限要素法)を使って金属バットの振動モード形を描いてみましょう。自分でやってみると答えが見えてくると思います。
ところで著者の「はかせ」って何者?
専門(研究テーマ)は振動制御、出会いとチャンスに恵まれ博士(工学)になることができました。
制御対象の振動モード形を調べるために、ハンマリング試験やFEM(有限要素法)と、実験とシミュレーションの両方を経験してきましたが、実験とシミュレーションはお互いに補完しあうものだと考えています。
シミュレーションの結果は実験で評価しますし、実験できない場合にはシミュレーションを使います。どちらが正しい・間違っているといった関係ではないのですが・・・。
本書では、これまでの経験から身近な振動現象から金属バットのハンマリング試験、FreeCADによるFEM(固有値解析)例をまとめています。
実験の経験が少なくなっている現在、自分で計測したデータから振動モード形を作りシミュレーションと比べることで、振動解析や実験に興味を持つきっかけにもなっているようです。
今でも振動を専門とする人は少ないようですが、本書が振動に興味を持つきっかけや、モノづくり教育における実験やシミュレーションのヒントになれば幸いです。
おかげさまで「ハンマリング試験から始めるモード解析入門」売れています。ペーパーバック版(紙の本)も2023年1月より販売開始しました。
CAEがはじめての方は「FreeCADで始めるCAE設計入門」もご参照ください。
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