モノづくりメーカーではじめて設計をしたり、新しいモノづくりの設計をはじめたりして、目の前に事に追われているかもしれません。
ここでは、設計の仕事に慣れてきたら、こんなこともできるようになれるとよいと考えたことなどをまとめています。
設計者個人、あるいは、技術部署としてのレベルアップのヒントになれば幸いです。
設計者としてのレベルアップ
設計者ならやはり図面の質をあげたいものですが、何から手をつければよいのか分からないという場合もあるようです。
正確な図面を作れるようになるために
頑張るだけの消耗戦から抜け出したい。図面品質を上げる正確な作図
モノづくりの会社といっても、図面、仕様、製造方法など内情は様々です。金属部品を設計し製造は協力会社に委託している会社の技術部長さんから「図面品質を上げるために、図面の正確性を上げたい」と聞き、モノづくりに必要な図面の質と量について考察ます。
自社製品と他社製品(類似製品)を比べる
設計のレベルアップ:自社製品と他社製品を比べてみる
新商品開発といっても全く新しい商品を開発する機会は少なく、部品の製造中止などで作り続けられなくなり新商品開発となることもあります。いわゆる後継機開発でも自社製品や類似製品を調べることは、企画力や設計力を向上させたり広げたりするよい手段です。
自分専用の検図前チェックシートを使う
設計のレベルアップ:検図前には自分専用のチェックシートを使う
モノづくりでは、設計者が作成した図面を使い製作者が加工して設計したモノができあがります。設計者には誤りのない図面が求められ、図面には設計者の意思や思いを製作者に伝えるための言葉の役割もあります。検図と検図前チェックシートについて説明します。
設計者として持ちたい視点、考えたいこと
できることからやってみるのがコツだと思います。
商品企画とモノづくり
設計のレベルアップ:アイディアを形に、商品企画とモノづくり
商品企画といえば、新商品で業績回復といった華やかなイメージもありますが、現実は厳しく、既存製品で疲弊した技術とライバル社と同等なら売れるという営業にはさまれ、先が見えない商品企画といったと感じでした。商品企画とモノづくりについて説明します。
やってみるから学べる
設計のレベルアップ:できないから、やってみるから、学べる
モノを作る会社に入ったからといって必ず製品開発ができるわけではなく、製品の開発をやっているといっても製品の一部や1つの部品ということもあります。レベルアップしたいと考えはじめた設計者をイメージして、自らやってみることについて説明します。
図面の役割についてあらためて振り返り
図面は、設計者とモノづくり関係者の共通言語ともいえます。
設計者でなくても、自分なりで十分なので図面の役割を意識したいものです。
設計のレベルアップ:図面は設計者とモノづくり関係者の共通言語
モノづくりの設計者が作る図面は、設計だけでなく、調達、製作、検査など、様々な部門で使わることから、図面はモノづくりの共通言語でもあるといえます。図面について設計者が求められがちなことやモノづくりの過程での苦情などについて説明します。