「実験とCAEとはかせ工房」をご覧いただきありがとうございます。
振動制御を入り口に、実験・計測、モデリングと制御系設計、CAEと幅広く学ぶことになり、出会いとチャンスにも恵まれ工学博士になりました。CAEが珍しくない今だからこそ、実験やリアルなモノづくりの体験がより重要になっていると考えています。
このブログは、音振の実験とシミュレーションとして、ハンマリング試験、実験モード解析、FEM(固有値解析)から作り始め、制御とモデリングやはかせ工房ではガンプラや電子工作なども紹介しています。
航空機関連については、新しく専門ブログを立ち上げました。
以下、ブログ運営者の「はかせ」のプロフィールです。
はかせのプロフィール
大学では修士(大学院)までは進もうと考え、振動制御を専門に選び、出会いとチャンスに恵まれ博士になることができました。
大学の卒業研究は4足歩行ロボットでしたが、大学院で振動制御について本格的に学び、おかげさまで博士号を取ることができました。
その後も振動制御を選んだためだと思っているのですが、音振(おとしん)の計測、実験、モデリングとリアルタイム・シミュレーションと幅広く経験することができました。
仕事では、商品企画や技術サポート、情報システムの開発・運用、品質保証(ISO)など技術(開発)系に加え、品質マネジメントを担当してきました。
参考:ISOについてはこちら。
基本的には技術系なので、
専門はなんですか?
と聞かれることがあります。
振動と騒音、音振(おとしん)と振動制御です。
と、答えています。(が、たいてい伝わりません。)
音振(おとしん)は何となく伝わるのですが、振動制御については、ランドマークタワーやスカイツリーを例に説明することが多いです。
結果として振動制御を仕事にはしてはいませんが、振動制御を学んだことで実験からシミュレーションまで、技術的な基礎を幅広く身につけるためのよい経験となりました。
振動制御についての簡単な紹介
振動制御では、
- 実験・計測データからモデリング(ハンマリング試験で実験モード解析、FEMの固有値解析を使うことも)
- 制御系設計(MATLAB)
- 振動制御シミュレーション
- 実験による仮説検証
- 結果のまとめ、発表と論文投稿
と実験からシミュレーションまで一通り行います。
また、実験装置の製作(モノづくり)、制御用基板作成など浅いながらも一通り経験することができたので、機械から電気まで自分の理解を深めたり説明する際に役立っています。
一方、振動制御はリアルタイム制御が当たり前だったので、リアルタイムの考え方が、計測や音の制御(フィルタリング)では異なることを知ったときは驚きました。
このブログのコンテンツ
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著作
このブログの記事から実験・計測とCAEの入門者向けにAmazonのKindle本を出版しました。
「FreeCADで始めるCAE設計入門」と「ハンマリング試験から始めるモード解析入門」は、技術系の内容ですが数式ほぼなしです。専門書やセミナーは難しいという方や教える立場の方の参考にもなっているようです。
おかげさまで売れています。どうもありがとうございます。
CAE設計入門はコンスタントに、時々ハンマリングが売れています。
2023年1月、「ハンマリング試験から始めるモード解析入門」と「FreeCADで始めるCAE設計入門」のペーパーバック版(書籍)販売を開始しました。
CAE入門
設計初心者が設計ツール(3D CAD)で最初に行うFEMや応力解析についてまとめています。
モード解析入門
バットのハンマリング試験と振動の可視化から、CAEとの比較についてまとめています。
Amazonへ:「FreeCADで始めるCAE設計入門」
Amazonへ:「ハンマリング試験から始めるモード解析入門」
ハンマリングのKindle出版したおかげで、ISO(品質)についてもKindle出版することができました。
Amazonへ:「はじめてのISO管理責任者と内部監査責任者」
Amazonへ:「わかりやすい品質マニュアルの作り方」
Amazonへ:「ISO内部監査の取扱説明書」
Amazonへ:「はじめてのモノづくり ここからはじめる品質管理」