このブログではガンプラに使われている技術やワイヤレスLEDを使った電飾事例などを紹介しています。
参考:ガンプラとは、ガンダムのプラモデルのことです。
ガンプラはアニメの種類もその大きさも様々あり、お値段もピンキリです。
ここでは、ガンプラの種類とガンプラを始めるために必要な工具などについて説明します。
興味をもったら、自分で気に入ったガンプラを選び、取扱説明書(組立図)をみながら作ってみるのが一番よいと考えています。
ガンプラの種類と選び方
ガンプラの始め方を簡単にまとめてしまうと、
気に入ったガンプラを、自分のお財布と相談しながら選んで、作ればよいと考えています。
ガンダムは1979年に始まり40年が過ぎており、ガンダムのお話(アニメ)も様々なものが放映されています。アニメ同様、ガンプラにも様々な種類があります。1つのガンダムの話でも様々な種類(大きさやグレード)のガンプラが再販を含め販売されています。
ここでは、私が作ったことのあるガンプラの主な種類について説明します。
ガンダムの大きさ(アニメでの設定)
アニメの話(設定)ではありますが、ガンダムの実際の大きさは全高18(m)です。
ちなみにガンダムの全高18(m)は、6階建てのビルの高さに相当します。「6階建のビルが動く」と考えると、ワクワクしてきます。
お台場のガンダム立像は見に行きましたが、すごい迫力でした。2020年5月現在、動くガンダムがみなとみらい地区(横浜)で製作中で、完成が楽しみです。
図1 お台場ガンダム立像
現在お台場には、ユニコーンガンダムの立像があります。なかなか見に行くチャンスがないまま今となっていますが、実際にユニコーンモードからデストロイモードに変形するところは見てみたいです。
ガンダムとユニコーンガンダムの実際の大きさ(全高)とガンプラのスケール(縮尺)毎の大きさを下表に示します。
スケール(縮尺) | 1/1 | 1/60 | 1/100 | 1/144 |
---|---|---|---|---|
ガンダム | 18 (m) | 30 (cm) | 18 (cm) | 約13 (cm) |
ユニコーンガンダム | 19.7 (m) | 約33 (cm) | 約20 (cm) | 約14 (cm) |
ユニコーンガンダム(デストロイモード) |
21.7 (m) | 約36 (cm) | 約22 (cm) | 約15 (cm) |
表1 ガンダムとガンプラの全高
ガンダムとユニコーンガンダムの全高を比べると、ユニコーンガンダムは、ガンダムの約10%大きく、デストロイモードになるとさらに約10%大きくなります。
ガンプラの主な種類
ガンプラを大きさ(縮尺)で分けると、主なガンプラの大きさは下表の様になります。
スケール(縮尺) | 1/1 | 1/60 | 1/100 | 1/144 |
---|---|---|---|---|
ガンプラのシリーズ | 本物 | PG | MG | HG、RG |
ガンダム | 18 (m) | 30 (cm) | 18 (cm) | 約13 (cm) |
ユニコーンガンダム | 19.7 (m) | 約33 (cm) | 約20 (cm) | 約14 (cm) |
ユニコーンガンダム(デストロイモード) |
21.7 (m) | 約36 (cm) | 約22 (cm) | 約15 (cm) |
表2 ガンダムとガンプラ(シリーズ別)の全高
これから、ガンプラの種類、PG、MG、HGとRGについて説明しますが、ガンプラを作るのが楽しい私の好みも含まれており、独断と偏見とも言えますのでご注意ください。
何から始めればよいかとの質問については、まずはHGシリーズを作ってみることをお勧めします。
HG(ハイグレード):1/144スケール
下図は、HGUCシリーズのフルアーマー・ユニコーン・ガンダムです。
1/144スケールでは、ユニコーンモードとデストロイ・モードが別の製品になっています。ちなみに、MGやPGのユニコーン・ガンダムは、ユニコーンモードからデストロイ・モードに変形させることができます。
図2 HGUCフルアーマー・ユニコーン・ガンダム
特徴を列挙します。
- 1/144スケールは、最も一般的なガンプラのシリーズです。
- お手頃価格で、種類も豊富なので、ガンプラの話(アニメ)を知らなくても好みの機体(モビルスーツ)を選べると思います。
- ガンプラのカッコよさは、作ってみると価格なりだと思います。
- 完成品を動かして遊ぶ用途にも適していると思います。
RG(リアルグレード)1/144スケール
下図は、RGのガンダムです。小さな部品がポロリと外れやすく大変でした。コアファイターも変形させているうちに壊してしまいました。
ガンプラとしてのカッコよさやモビルスーツとしての精密さはすごいのですが、私にはスキル不足でした。
図3 RGガンダム
特徴を列挙します。
- (PGに比べて圧倒的に)お手頃価格なのにカッコいい。
- 同じ白でも複数の白色を使うなど、モビルスーツのリアルさを感じることができる。
- PGほどではないが、種類が限られる。
- とにかく部品が小さい。
- シール貼りは、難易度と忍耐力と細かさ、先の細いピンセットにようじと綿棒が必須。
- アドバンストフレーム(多重インサート成型のランナー)は、ランナーから切り出すだけで部品が可動し、技術的にはすごいのだが、可動部が固くRGの部品の小ささもあり、ポーズをつけようとすると部品が外れる(ポロリする)など、動かすことが難しい。
MG(マスターグレード)1/100スケール 約20cm弱
下図は、MGのシャア専用リック・ドムです。ドムが好きで購入しました。武装も大きく迫力満点です。
図4 MGシャア専用リック・ドム
特徴を列挙します。
- (HGやRGと比べ)価格は高目になるがカッコいい。
- 内部構造(モビルスーツの内部フレーム)も表現されていてカッコよく、部品もRGほど小さくないため作りやすい。
- 1/144スケールほどではないが、種類が多い。
- 可動は、よく動き、大きさもあるが動かしやすく、ポーズをつけやすい。
PG(パーフェクトグレード)1/60スケール 約30cm
下図は、PGのユニコーン・ガンダムです。飾るためのスタンドも付属しているのですが、大きすぎて脚部は取り付けていません。
図5 PGユニコーン・ガンダム(ユニコーン・モード)
特徴を列挙します。
- ガンプラの最高峰、お値段も最高峰。
- パーツ(ランナー)の数量も最高峰
- 実は、部品が大きく組み立てやすい。
- 種類が少ない。最近はユニコーンガンダムやガンダムOOなど、LEDキットを組み込んだ本格的な電飾もできる。(当然、コストも上がりますが)
注意点としては、
- PGユニコーンガンダムは、LED内蔵が難易度が高かった。特に関節部と胴体部のケーブル処理が難しく、適当なところで妥協しました。
- LEDユニットにより、完成後の楽しみは増えましたが、内部構造については少々物足りなく感じました。
- とにかく大きいので、完成後の置き場所に困る。PGユニコーンガンダムは、この大きさゆえに脚は取り付けていないという現実が・・・。
ガンプラの種類と選び方のまとめ
ガンプラの種類についてまとめると次のようになります。
- ガンダムのモビルスーツとしてのメカニズムが好きならMG(マスターグレード)
- ガンプラの最高峰PG(パーフェクトグレード)は、お値段も最高峰。驚くほどのパーツ数だが、部品は大きく組み立てやすい。
- ガンプラのかっこよさを求めるならRG(リアルグレード)。パーツがとても小さいが、組み立ては難しくはない。
- お手軽に始めるなら、HGやHGUCがお勧め。
私はガンプラをそのまま組み立て、シールを貼って完成ですが、他にも次のような楽しみ方もあります。
- ヤフオクなどで完成品を購入する。
- いわゆるモデラーにガンプラの組み立てや塗装を委託する。
- 塗装する。お手軽なガンダムマーカー、缶スプレー、スプレーガンを使うなど様々です。
- ガンプラを加工したり、プラパン等で部品を作る、パテで造形など、オリジナルガンプラを作る。
アニメの台詞らしいのですが、まさしく「ガンプラは自由だ!」を実感しています。
ガンプラに必要な工具、あった方がよい工具
ガンプラを作るために必要な工具について、
- 私が必須だと思うもの、
- あった方がよい(ガンプラを作ってから必要だと思ったらそろえる)工具
を紹介します。
ガンプラ作りに必要な工具
私が必須だと考えている工具は、ニッパーとピンセットの2つで、以下の2つをお勧めします。
プラモデル用ニッパー
下図のニッパーは、かなり使い込んでいるので切れ味も落ちてきていますが、きれいに仕上がります。
図6 タミヤ製 薄刃ニッパー ゲートカット用 74035
精密ピンセット
下図のピンセットは、シールはとても小さいので、シールの端を確実につかめるため、シールを台紙からはがしたり、位置決めするのも楽です。
図7 タミヤ製 精密ピンセット ツル首タイプ 74037
綿棒と楊枝:シールを貼るために
さらに、シール(デカール)貼りのためには、以下の2点を追加します。百均で十分です。
- 綿棒
- 楊枝
言葉や文章で伝わるのかは疑問ですが、私がシールを貼る手順を参考までに紹介します。
- 上記のピンセットで貼り付けたい位置にシールを持っていく。
- 爪の先でシールの位置を決め、仮に固定する。
- 指の腹と綿棒できれいに貼り付ける。
- シールの周辺部分を爪楊枝で軽くこするようにして仕上げる。
ガンプラ作りにあった方がよい工具
上記の他、あった方がよいと思ったことのある工具等を以下に紹介します。
デザインナイフ
下図は、私が使っているものです。非常によく切れるので取り扱い注意です。
図8 タミヤ製 モデラーズナイフ 74040
ランナーからパーツを切り離したあと、パーツのゲート(ランナーの切れ端)処理などに使っています。
かつて2度切り(ランナーからニッパーで切り離した後、残ったゲートをデザインナイフで切り取る)をしていたこともありますが、私のスキルでは手間がかかる割にそれほどきれいに仕上がらないため、今では滅多に使わなくなりました。
瞬間接着剤
アロンアルファと言った方が分かりやすいかもしれません。
ゼリー状や使い切りタイプもあります。
ガンプラでは、パーツを壊したり、関節がゆるくなった場合などに使うことがあります。
接着剤
下図は、私の持っているプラモデル用の接着剤、タミヤのリモネンセメントです。柑橘系の香りがします。ガンプラでは使うことがありません。
下図の右側が通常の接着剤で、パーツに塗ってから接着します。
左側の流し込みタイプは、パーツを組み立ててからその隙間に流し込みます。
図9 タミヤ製 プラモデル用接着材 リモネンセメント
右側:タミヤ製 リモネンセメント[40mL] 87113
左側:タミヤ製 リモネンセメント 流し込みタイプ[40mL] 87134
その他の工具
ちょっとした加工や工作に使う工具等を紹介します。
購入はしましたが、ガンプラで使っていません。
- 精密のこぎり
私が持っているのは、次の製品です。
オルファ製 ホビーのこ 167B
- 大型のカッター
オルファの黄色いカッターと言った方が分かりやすいかもしれません。
- アクリルカッター
下図は、工作用に購入したものです。
図10 タミヤ製 PカッターⅡ 74091
- リューター
私が持っているのは、以下の製品です。
LEDを組み込むときに便利かと思い購入しました。
浦和工業製 電池式マイクログラインダー HD10-21-4
まとめ
ここでは、ガンプラの種類とガンプラを始めるために必要な工具などについて以下の項目で説明しました。
- ガンプラの種類と選び方
- ガンダムの大きさ(アニメでの設定)
- ガンプラの主な種類
- HG(ハイグレード):1/144スケール
- RG(リアルグレード)1/144スケール
- MG(マスターグレード)1/100スケール 約20cm弱
- PG(パーフェクトグレード)1/60スケール 約30cm
- ガンプラの種類と選び方のまとめ
- ガンプラに必要な工具、あった方がよい工具
- ガンプラ作りに必要な工具
- プラモデル用ニッパー
- 精密ピンセット
- 綿棒と楊枝:シールを貼るために
- ガンプラ作りにあった方がよい工具
- デザインナイフ
- 瞬間接着剤
- 接着剤
- その他の工具
- ガンプラ作りに必要な工具