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RG-ν(ニュー)ガンダムで学ぶバンダイの多色成形技術(その2)

ガンプラに学ぶ

これはすごいと感じたモノづくり技術の1つとして、ガンプラに使われている樹脂成形技術について、RG(リアルグレード)シリーズのν(ニュー)ガンダムを例に、バンダイの4色成形機が作り出すイロプラと多重インサート成形については、以下の記事にまとめました。

RG-ν(ニュー)ガンダムで学ぶバンダイの多色成形技術(その1)
ガンプラに使われている樹脂成形技術として、バンダイの4色成形機から作られる4色ランナー(イロプラ)と1枚のランナーに複数の部品を組み合わせて成形しランナーから切り取っただけで動くパーツについて、RGニュー・ガンダムを例に説明しています。

ここでは、バンダイの4色成形機が作り出す、ガンプラの腕や脚の可動について説明します。

下図はガンプラの優秀な可動域を示す1例ですが、RGνガンダムではバックパックのビームサーベルをつかむことができます。

RG(リアルグレード)のνガンダム

RG(リアルグレード)のνガンダム

PG(パーフェクトグレード)のユニコーンガンダムの可動については、以下の記事をご参照ください。

バンダイの多色成形機で作ると、ガンプラの腕も脚もよく曲がる
ガンプラはバンダイ自社開発の4色成形機により作られていますが、その樹脂成型技術はすごいの一言です。ここでは、ガンプラのスナップフィット、PGユニコーンガンダムのイロプラ(4色ランナー)、腕と脚の可動について説明しています。
ガンプラとは、バンダイ製のガンダムのプラモデルのことです。
なお、ここで紹介する内容については、技術的な裏付けがある訳ではなく、あくまでも私の個人的な考えなのでご注意ください。
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ガンプラのRG(リアルグレード)と可動

ガンプラのRG(リアルグレード)シリーズを作ってみると、ガンプラとしてのカッコよさやモビルスーツとしての精密さに感動します。

RGシリーズの初期に発売されたガンダムでは、小さな部品がポロリと外れやすく、コアファイターも変形させているうちに壊したこともありましたが、ここで紹介するRGν(ニュー)ガンダム)は、カッコよさと作りやすさのバランスがよいガンプラです。

ガンプラの可動については、PGユニコーンガンダムで紹介しましたが、ここでは、RGν(ニュー)ガンダムを例に紹介します。

PGが1/60スケールに対し、RGは1/144スケールとずいぶんと小さくなり。当然ながら部品も小さくなるのですが、実際に作ってみると思いのほか作りやすく、カッコよさにも大満足でした。

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RGν(ニュー)ガンダムの右腕の可動

RGν(ニュー)ガンダムの右腕の可動について、説明します。

下図は、取扱説明書の「右腕の可動」の部分です。

右腕を組み立てた後で、実際に腕を曲げたり伸ばしたりしてスムーズに動くことを確認しておきます。

はかせ
はかせ

全部組み立ててから、腕などの関節部分の動きがスムーズでないことに気づくと、ポージングに苦労します。

RGνガンダムの右腕の可動:取扱説明書

RGνガンダムの右腕の可動:取扱説明書

図1 RGνガンダムの右腕の可動:取扱説明書

実際に、RGνガンダムの右腕を伸ばした状態から、曲げていった時の可動について説明します。

下図は、RGνガンダムの右腕を伸ばした状態です。

  • 肩関節部分の丸い銀色部分には、リアリスティック・シールを貼っています。
  • 装甲部分も1色の白ではなく、別の白色に色分けされています。
RGνガンダムの右腕の可動:伸ばした状態

RGνガンダムの右腕の可動:伸ばした状態

図2 RGνガンダムの右腕の可動:伸ばした状態

下図は、RGνガンダムの右腕を90度曲げた状態です。

  • 右肘の肘を曲げた時に出てくる三角形の銀色の部分には、リアリスティック・シールを貼っています。
RGνガンダムの右腕の可動:90度曲げた状態

RGνガンダムの右腕の可動:90度曲げた状態

図3 RGνガンダムの右腕の可動:90度曲げた状態

下図は、右腕を最大限曲げた状態です。

図2~図4まで、スムーズに腕を曲げたり伸ばしたりすることができます。

RGνガンダムの右腕の可動:目一杯曲げた状態

RGνガンダムの右腕の可動:目一杯曲げた状態

図4 RGνガンダムの右腕の可動:目一杯曲げた状態

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RGν(ニュー)ガンダムの左腕のビームサーベル取り出し

RGν(ニュー)ガンダムの左腕も右腕同様スムーズに動きます。

左腕にはビームサーベルが収納されていて、左腕の装甲部分が動くことでサーベルを取り出すことができます。

図4の上図がビームサーベル収納時、下図がサーベル取り出し時の状態です。

サーベルと取り出す場合、サーベルが収納されている黒っぽく見えている装甲のパーツを図の左方向にスライドさせると、サーベルが図の上方向に持ち上がります。

RGνガンダムの左腕の可動:サーベル取り出し

RGνガンダムの左腕の可動:サーベル取り出し

図5 RGνガンダムの左腕の可動:ビームサーベル取り出し

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RGν(ニュー)ガンダムの装甲が連動する脚の可動

RGν(ニュー)ガンダムの右脚の可動について、説明します。

下図は、取扱説明書の「右脚の可動」の部分です。

  • 右脚を組み立てた後で、実際に脚を曲げたり伸ばしたりしてスムーズに動くことを確認しておきます。
  • 脚を曲げたり伸ばしたりすると装甲(下図ではフレーム)も連動して動きます。
RGνガンダムの右脚の可動:取扱説明書

RGνガンダムの右脚の可動:取扱説明書

図6 RGνガンダムの右脚の可動:取扱説明書

RGνガンダムの右脚を伸ばした状態から、曲げていった時の可動について説明します。

脚を曲げていくと装甲(下図で白やグレーぶ部分)も連動してスムーズに動きます。

  • 図7の中央の図よりも脚を深く曲げると、装甲部分も一緒に動き始めます。
  • 図7の左側の図から脚を伸ばしていくと完全ではありませんが、装甲部分も連動して元の位置に戻ります。

図7 RGνガンダムの右脚の可動(装甲が連動)

まとめ

ここでは、ガンプラに使われている樹脂成形技術として、バンダイの4色成形機が作り出す、ガンプラの腕や脚の可動について、RGニュー・ガンダムを例に紹介しました。

なお、内容については技術的な裏付けがある訳ではなく、あくまでも私の個人的な考えなのでご注意ください。

ここで説明した主な項目は次の通りです。

  • ガンプラのRG(リアルグレード)と可動
  • RGν(ニュー)ガンダムの右腕の可動
  • RGν(ニュー)ガンダムの左腕のサーベル取り出し
  • RGν(ニュー)ガンダムの装甲が連動する脚の可動
はかせ

サイト管理人で記事も書いているモノづくり会社の品証の人。
振動制御で工学博士なれど、いろいろ経験して半世紀。
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