2020年の暑い夏が続いていますが、先日エアコンから異音が発生しました。
寝室のエアコンだったので眠るにはうるさいほどでした。
異音の原因はドレンジョイントでしたが、対策を含めて説明します。
エアコンから異音(ポコポコ音)が発生
2020年の夏、エアコンから異音(ポコポコ音)が発生しました。
ポコポコ音と書いていますが、眠りについてから「うるさいな」と気づく程度にうるさい音でした。
1回目と2回目は、
- エアコンの風量を変化させると消えた。
ので、古くなってきたせいかと思いそのままにしていたのですが、3回目の異音が発生しこの時は、
- エアコンの風量を変化させても異音が消えない。
- 台所の換気扇を止めたら静かになった。
ので、翌朝確認することにしました。
Google先生に聞いた結果、原因はエアコンのドレンホースらしいところまでは分かりました。
エアコンの現場確認(観察)
翌朝、エアコンのドレンホースからベランダに水が出ていないのをみて、
- 「何か変?」
と違和感を感じました。
ドレンホース周りで何か変わったことはなかったか考えていたところ、ドレンホースの修理をしていました。
- まだ寒かった頃ですが、ドレンホースが劣化してボロボロになっていたので、ドレンホース交換を思いつく。
エアコンの配管を確認すると、
- ドレンホースが露出している部分は劣化しており、触るとボロボロに崩れてしまう。
- 配管化粧テープでカバーされた部分のドレンホースは、劣化はしているのでしょうが、触っても特に問題はない。
ということで、次の様な修理をしました。
- ドレンホースの劣化した部分を切断する。
- もともとのドレンホースに、新しいドレンホースを、ドレンジョイントを使って延長する。
ここまでくると、あやしいのはドレンジョイントです。
- 配管化粧テープを外してみてみると、ドレンジョイント部分までは水が来ていました。
ドレンジョイントが異音の原因?
下図は、異音の原因と考えたドレンジョイントです。
図1 エアコンのドレンジョイント
仕様を確認すると、
- ドレンホース径14・16共用で、違う径どうしもつなげる。
上図のBが径14mm、Aが径16mmになっています。
ここで、次の仮説を立てました。
- 修理前は、径16mmのドレンホースで問題がなかった。
- ドレンジョイントを使ったことで、ドレンホースの径が14mmになる部分ができた。
- (わずか2mmの差ではあるが)ドレンホースが細くなったことで、エアコンの室内と室外を繋いでいるドレンホース内の空気の流れが悪くなった。
以上の結果として、異音が発生するようになった。
また、マンションは気密性が高いため、ドレンホース内の流れが悪いとポコポコ音が出ることがあるようです。
参考:ダイキンのよくあるご質問「室内機からポコポコと音がする(ルームエアコン)」
<http://n-faq.daikincc.com/faq/show/12445?category_id=826&site_domain=n-faq>
対策:ドレンジョイントの加工
ドレンホース内の空気の流れが悪くなり異音が発生しているとすると、対策は空気の流れを元通りにすればよいことになります。
ドレンジョイントの細いホースの部分をカットして、元のドレンホースに、カットしたドレンジョイントを使って、ドレンホースを延長しました。
対策の確認
その後、異音が発生することはなくなりました。
エアコンのスイッチを入れて、2~3時間後に異音が発生したことを含めて原因を考えると、次の理由で異音が発生したと考えています。
- ドレンホース内に水(結露水)が流れるようになる。
- ドレンジョイントで細くなっていた部分の内径が、さらに細くなる。
- 異音が発生する。
そこで、ドレンジョイントの細い部分をカットすると、
- ドレンジョイントにより細くなっていた部分の空気の流れが改善される。
- 異音が発生しなくなる。
直径16mmに対して直径14mmに細くなる。直径にしてわずか2mmの違いですが、マンションの気密性の高さを再認識しました。
まとめ
2020年の夏、エアコンから異音が発生しました。寝室のエアコンだったので眠るにはうるさいほどでした。
ここでは、異音の原因と対策について以下の項目で説明しました。
- エアコンから異音(ポコポコ音)が発生
- エアコンの現場確認(観察)
- ドレンジョイントが異音の原因?
- 対策:ドレンジョイントの加工
- 対策の確認