モノづくりの設計・開発では、CAEによるシミュレーションのイメージが強いようですが、実機による試験も行われています。
ここでは、航空機の実機試験の事例についてまとめています。
航空機の詳細については、以下のブログをご参照ください。
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写真で学ぶ航空機のモノづくり
博士による写真で見る軍用機と関連技術
F-15EXイーグルIIのマイクロホンアレイ音響試験
F-15EXイーグルIIによる、環境アセスメントのために実施された音響試験の事例です。
マイクロホン・アレイを使った音響試験の例です。
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F-15EXイーグルIIのマイクロホンアレイによる音響試験
国防総省が使用する騒音のベースライン(基準となる騒音レベル)を作成するため、F-15EXイーグルIIを使った音響試験が実施されました。マイクロホンアレイを使ったアフターバーナー使用時や通過騒音の計測について米国空軍の写真を使い説明します。
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音の計測いろいろ:騒音計からマイクロホン・アレイシステムまで
2022年10月のF-15EXイーグルIIの音響試験に使われたマイクロホン・アレイシステムに加え、騒音形で計測するデータ(dBA)から人の耳で聞こえる音についての補正であるA特性について説明します。音の計測には、振動とはまた違う難しさやノウハウがあります。
輸送機の貨物室の騒音・振動の多点計測
大型輸送機C-5Mスーパー・ギャラクシーによる騒音と振動の多点計測の事例です。
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振動・騒音の多点計測事例:戦略輸送機C-5Mスーパーギャラクシー
多点の振動・騒音計測事例として、米国空軍の戦略輸送機C-5Mスーパーギャラクシーの飛行中の貨物室の振動・騒音計測事例を紹介します。マイクロホンを12チャンネル、1軸と3軸の加速度計を計17チャンネル、合計29チャンネルの振動・騒音計測をしています。
輸送機の燃費改善
輸送機の燃費改善のために行われた、CAEシミュレーションやマイクロベーンによる燃費改善事例です。
ワイパーブレードを停めておく位置による違い
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輸送機の燃費改善:ワイパーブレードを水平配置と垂直配置のCFD解析
自動車のワイパーは、昔はむき出しでしたが空力が意識され、ボディ表面から飛び出さないコンシールドワイパーも採用されています。米国の空中給油機KC-135ストラトタンカーのワイパー配置による空力的改善(空気抵抗現象)のCAE(CFD)事例を紹介します。
3Dプリンタ製ボルテックス・ジェネレーターによる燃費改善
マイクロベーンとは、ボルテックス・ジェネレーターと同じように渦を発生させるブレードのことです。
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輸送機の燃費改善技術:マイクローベーンによる空気抵抗低減
米国空軍では様々な空力技術(エアロダイナミクス)に関する取り組みがなされています。C-17グローバルマスターに3Dプリンタで作ったマイクロベーン(ボルテックスジェネレータ、渦発生器)を適用した空気抵抗低減による燃費改善について説明します。
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マイクローベーンによる輸送機C-17グローブマスターIIIの燃費改善
米国空軍では様々な空力技術(エアロダイナミクス)に関する取り組みがなされています。米国空軍のWebサイトの記事から、C-17Globemaster(グローブマスター)IIIに3Dプリンタで作ったマイクロベーン(Microvane)を適用した空気抵抗低減について説明します。
ドローンによる大型機のメンテナンス(点検)
大型機のメンテナンス(点検)にドローン利用の実証試験の事例です。
ベテランによる検査からドローンに搭載したセンサによる検査は、高所作業の効率化に加えデータ利用などのメリットもあります。
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ドローンによる大型機C-5Mスーパーギャラクシーのメンテナンスの試験
ドローンはメンテナンス分野でもドローンの利用も進んでいます。戦略輸送機C-5Mスーパーギャラクシーのメンテナンス(検査)へのドローン活用のテストについて説明します。ドローンは高所作業の効率化だけでなく副次的な効果も大きいと考えています。
空に関する自然現象
航空機の移動距離は地上を移動する乗り物の比ではありません。
地域というより地球が舞台です。
オーロラはなぜ緑色
オーロラが極地で見られて緑色が多い理由について、NASAのWebサイトの情報を主にまとめています。
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オーロラが極地で見られて緑色が多い理由
北極や南極で見られるオーロラ、宇宙から地球に降り注ぐプラズマ粒子が、地球の大気(酸素や窒素)にぶつかって発光する現象です。オーロラの写真を使いオーロラについて、NASAのWebサイトの記事を参考にUSAF(米国空軍)の写真とあわせて説明します。
虹を見るのはなぜ雨上がり
雨上がりに虹を見たことがあると思います。なぜ雨上がり、なぜ7色?
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雨上がりの虹を見たことがあります。なぜ7色なのか調べてみました
身近に見られる光の現象の1つに虹があります。私も雨上がりの虹を見たことはありますが「きれいだな」との感想だけで、虹の色や形について疑問を持つこともありませんでした。調べてみると理屈はシンプルですが説明は難しいこをと再認識しました。