はじめての設計:寸法と補助線の基本 図面を描く前に寸法の表し方

はじめての設計シリーズ、これまで立体(3D)を図面(2D)に表す方法、設計の基本といわれる板金部品の折り曲げ加工と展開図について説明してきました。

ここからは、図面の寸法線について説明します。

図面に寸法線を入れることは、部品の寸法(形や大きさ)を決めるだけではありません。

寸法線の入れ方は設計者の意思を示す(公差を決める)ものでもあり、公差やバラツキにも影響があります。

ここでは、寸法の表し方として、寸法補助線、寸法補助記号などについて説明します。

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寸法の表し方:寸法線と寸法補助線

図面で寸法を入れる(寸法線を描く)場合、下図の様に図形から寸法補助線(下図の青線)を引き出して寸法線を入れます。

寸法補助線を図形から離して描いてある場合もあります。

矢印の形状や後述する端末記号の形などは、使用するCADにより違います。

寸法の表し方:寸法補助線の例

寸法の表し方:寸法補助線の例

図1 寸法の表し方:寸法補助線の例

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寸法の表し方:寸法補助線を省略する場合

下図は、寸法補助線を省略した例です。

下図を見ての通りですが、図1のように寸法補助線で示すよりも分かりやすい場合い省略することができます。

寸法の表し方:寸法補助線を省略した例

寸法の表し方:寸法補助線を省略した例

図2 寸法の表し方:寸法補助線を省略した例

下図のように寸法の数値を描くスペースが無い場合は、寸法引き出し線を使います。

また、端末記号は、矢印を描くスペースが無い場合に、黒丸や斜線を使います。

  • 1枚の図面の中で、黒丸と斜線のどちらかに統一します。
寸法の表し方:寸法引き出し線と端末記号

寸法の表し方:寸法引き出し線と端末記号

図3 寸法の表し方:寸法引き出し線と端末記号

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寸法補助記号

寸法補助記号とは、例えば直径100を寸法「100」に「R」を追加して、「R100」と表す記号です。

主な寸法補助記号を下表に示します。

寸法補助記号意味使用例
t厚さ(板材)
t6
C面取り(45°)C3
φ直径φ120
R半径R60
正方形□10
円弧(えんこ)⌒30
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まとめ

図面に寸法線を入れることは、単に部品の寸法を決めるだけではありません。

公差やバラツキにも影響があり、寸法線の入れ方は設計者の意思を示す(公差を決める)ことになります。

ここでは、寸法の表し方として、以下の項目で説明しました。

  • 寸法の表し方:寸法線と寸法補助線
  • 寸法の表し方:寸法補助線を省略する場合
  • 寸法補助記号
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