2020年9月28日に、IchigoJam BASICのバージョン1.4.3がリリースされています。
バージョンアップ内容とIchigoJam BASIC(ファームウェア)のラインセンス数や互換機についてまとめています。
IchigoJam BASICバージョン1.4.3は対象ハードウェアの追加
今回のバージョンアップは、互換機を含むハードウェア対応がメインの様です。
動作確認はしていませんので紹介になります。
ILI9341液晶ディスプレイモジュール専用ファームウェアの公開
ファームウェアのファイル名に「ichigojam-jp-lcd-jpkbd.bin」の様にファイル名に「lcd」が追加されているファームウェアを使うと、「ILI9341液晶ディスプレイモジュール」を使うことができるようになります。
液晶ディスプレイは、4線SPI対応ILI9341液晶です。
8bit/16bitパラレル通信のみのものには非対応なのでご注意ください。
ハードウェアに絡んでくると私はお手上げです。
なお、「ILI9341液晶ディスプレイモジュール」には種類がありますので、Google先生にご確認ください。
参考までにIchigoJam開発者の福野さんのブログから関連ページです。
IchigoJam互換機「SkyBerryJAM(スカイベリージャム)」対応ファームウェアの公開
SkyBerryJAM(スカイベリージャム)は、栃木工業高校が企画・設計・商品化したもので、IchigoJamを参考にして設計・製作されており、独自回路の追加や拡張がされているIchigoJam互換機です。
標準でモータードライバが組み込まれているのでロボットなどのモーターを使った電子工作ができます。
また、USB-シリアルドライバも組み込まれていますので、簡単にPCと接続することができます。
詳細は、以下のページをご覧ください。
その他の変更点
その他の変更点は以下の通りです。
- リードオンリーファームウェアの公開
- IOT.OUT のバイナリデータ送信時のチャンネルを IOT.OUT の数値送信時と同じチャンネル0に変更
IchigoJamモバイル
IchigoJamは、TVモニタ(液晶のアナログTVのビデオ入力を使います)を使いますが、上記のような液晶モジュールを使うと、IchigoJamを利用したロボットに組み込んで使うこともできます。
秋月電子通商で購入できるモニタは、以下の通りです。2020年10月現在の情報です。
ACアダプタも付属しています。
購入の際は、秋月電子通商のホームページをご確認ください。
秋月電子通商<http://akizukidenshi.com/>
品名 | 通販コード | 価格(税込) |
---|---|---|
4.3インチ TFTカラー液晶モニター NTSCビデオ信号入力 | M-11053 | \ 2,700 |
まとめ
ここでは、IchigoJam BASICのバージョン1.4.3について、以下の項目で説明しました。
- IchigoJam BASICバージョン1.4.3は対象ハードウェアの追加
- ILI9341液晶ディスプレイモジュール専用ファームウェアの公開
- IchigoJam互換機「SkyBerryJAM(スカイベリージャム)」対応ファームウェアの公開
- その他の変更点
- IchigoJamモバイル